今月1日、(財)日本ポリオ研究所は、ポリオの不活化ワクチンの製品化を断念し、厚生労働省に提出していた製造承認申請を取り下げたとのことです。
今月、新聞記事で、「ポリオの不活化、断念」というニュースを知りました。
記事によりますと、今月1日、(財)日本ポリオ研究所は、単独でのポリオの不活化ワクチンの製品化を断念し、厚生労働省に提出していた製造承認申請を取り下げた・・・とのことです。
一昨年の6月のコラムでも書きましたがポリオの不活化ワクチンには、いろいろな期待がされていただけに残念です。
断念した理由としては、厚労省検討小委員会からの「先進他国に習って、4種混合ワクチンにするように」との提言を受けて、方針転換したためだそうです。
もう、3年ほど前になりますが、平成15年3月28日に開催された、
第7回厚生科学審議会感染症分科会感染症部会ポリオ及び麻しんの予防接種に関する
検討小委員会の「今後のポリオ及び麻しんの予防接種に関する提言」の報告の中で、
確かに、接種率向上と利便性の観点から、現行のDPTの3種混合に不活化のポリオを加えて、
4種混合にするほうが望ましいとされています。
4種混合のワクチンを製品化するためには、あらためて臨床試験や承認申請が必要だということで、
ポリオの不活化は、数年~数十年先になると言われています。
昨年度から、ツベルクリン反応検査がなくなり、BCGの予防接種が直接接種になったことで
市町村事務も簡素化され、医療機関委託での個別接種に切り替えて、残りの集団接種は、
ポリオだけというところも多いかと思います。
素人考えですが、ポリオが不活化になれば、集団接種で行なう必然性がなくなりますので、
住民にとっても、かかりつけ医で受けることができて便利になり、また、市町村事務も
簡素化されて一石二鳥だと思うのですが・・・
まだまだ、先は長いようです。
1990年4月 入社
民間系システム、公共財務会計システムなどを経て、1994年から地域保健分野のシステム化に従事。
自治体向け保健システムを開発当初から手がけ、「WEL-MOTHER」ブランドを確立。
現在、ヘルスプロモーショングループの統括責任者を務める。
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