特定健診・特定保健指導の標準的な内容を検討する、「標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会」の分科会が、5月11日(保健指導分科会)、5月26日(健診分科会)にそれぞれ開催されました。
まず、保健指導分科会では、「標準的な健診・保健指導プログラム(暫定版)」が示されました。
内容的には、前回の分科会で提示された(案)が精査されたものになっています。
そして先週の健診分科会では、「標準的な健診・保健指導プログラム(暫定版)」の第2編になります、”健診”についての議論を中心に検討が行なわれました。
現在、2年間の暫定として、老人保健法に基づく基本健診の中で、65歳以上の
基本チェックリスト(生活機能評価)が行なわれていますが、今回の検討会資料の中で、
「今後、この健診との関係についても整理する必要がある」と初めて言及しています。
また、健診結果を電子管理する際の具体的な項目や、データフォーマットも提示されましたので、
保険者で行なうデータ管理についても、少しずつ具体化されてきています。
その際、健診機関からスムーズにデータの受け渡しができるように厚労省の研究班等でフリーソフト
を作成し配布するといった記載もありますが、データの入力方法等については、まだまだ議論の
余地がありそうです。
今回の検討会でのポイントは、以下の通りです。
●具体的な階層化の基準について
内臓脂肪型肥満を伴う場合と伴わない場合、また、質問票による対象者区分の振り分け等
(積極的支援レベル、動機づけ支援レベル、情報提供レベル)、詳細な具体案が示されました。
●データの保存年限について
基本的には、保険者が変更された場合は、過去全てのデータを引き継いでいくことが
想定されています。
●健診項目について
腹囲は、もちろんですが、LDL、尿酸が新規で追加された他、HbA1c が必須に変更
されています。
逆に、尿糖、尿蛋白、潜血は、選択項目となっています。
●精度管理について
精度管理を行なうにあたり、臨床検査用(血液検査10項目)の標準物質の開発も
行なっているようです。
●電子データフォーマットについて
具体的なファイルレイアウト(案)や、今後の項目の増減がし易いように考慮された
XML形式のフォーマット(案)が提示されました。
次回は、6月19日に「標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会 第2回」が
開催される予定だそうです。
法案も衆議院を通りましたので、いよいよ現実的になってきました。
余談ですが、最近の検討会は、傍聴者の数が200人以上はいるのではないでしょうか・・・
それだけ注目されているということなのかも知れませんが、チーム・マイナス6%を実施している
官公庁の会議室に、250人近い人が集まると、熱気がすごくて集中するのが大変です・・・
1990年4月 入社
民間系システム、公共財務会計システムなどを経て、1994年から地域保健分野のシステム化に従事。
自治体向け保健システムを開発当初から手がけ、「WEL-MOTHER」ブランドを確立。
現在、ヘルスプロモーショングループの統括責任者を務める。
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