平成18年9月26日に第13回がん検診に関する検討会が開催されました。
がん検診に関する検討会は、平成15年12月3日に第1回が開催されてから継続してもうすぐ3年になります。
乳がん、子宮がん、大腸がんと続き、現在は、胃がんに関する内容を検討されています。
今回は、国立がんセンターの会議室で開催されました。
今回の資料構成は、以下のようになっています。
資料1 X線検査による胃がん検診の性別・年代別・受診間隔別の有効性に関する検討について
資料2 胃がん検診の受診率向上の取組について
資料3 鳥取県のがん検診
参考資料 前回の委員からのご意見(論点メモ)
今回の検討会では、各委員と参考人によるプレゼンテーション形式で行なわれました。
その中で、鳥取県の胃がん検診の取り組みについての発表では、一次健診で内視鏡検診を実施し、
胃がんの発見率が高まったとの内容から、いろいろな議論がなされていました。
確かに、同じケースに対して、X線検診と内視鏡検診の両方を行なって比較をしたわけでは
ありませんので、一概に言えないところはあるのでしょうし、内視鏡検診に関しては、
明確なエビデンスがないとの意見もあり、これを機にエビデンスが取れるデータを収集する
といった観点でも分析して欲しいといった意見もありました。
受診する側からすれば、正確で、辛くない検診内容が理想的です。
内視鏡検診もラクではないでしょうし、バリウム検診も撮影後に下剤を飲んで出すわけですが、
固まってしまって出ない事故が発生した例もあったりするようですので、やはり、ラクして検診
とはいかないようです。
もちろん、検診は、受診するのがツライかどうかで決めてしまってはいけないのでしょうが、
ツライ思いをしなくていいことに越したことはありません。
そういった意味では、あまりツライ思いをしない、ペプシノゲン法を用いた検診をされている
ところもありますが、やはりこちらもエビデンスといった意味での指摘があるようです。
もしかしたら生死に係わるかも知れないことを検査するのですから、そんなに都合の良い方法は、
難しいのかも知れません。
ちなみに、「有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン」が、「科学的根拠に基づくがん検診推進
のページ」のWebサイトに掲載されていますが、その際の主任研究者を務められていた
国立がんセンターの祖父江氏が、今回の検討会の委員もされています。
胃がんに関する検討会は、あと2回程度で報告案がまとまる予定のようですので、結果を待ちたい
と思います。
もしかしたら、がん検診も医療制度改革のように保険者で実施・・・といったことも、将来起こり
得るかも知れません。
1990年4月 入社
民間系システム、公共財務会計システムなどを経て、1994年から地域保健分野のシステム化に従事。
自治体向け保健システムを開発当初から手がけ、「WEL-MOTHER」ブランドを確立。
現在、ヘルスプロモーショングループの統括責任者を務める。
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