平成19年2月19日に、標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会の第5回が開催されました。
現在、厚生労働省健康局では、医療制度改革に向けて、標準的な健診・保健指導プログラムの策定の最終段階に入っています。
平成18年7月に、標準的な健診・保健指導プログラム(暫定版)が提示されましたが、その後、千葉県等でのモデル事業の結果を踏まえて、標準的な健診・保健指導プログラムの(正式版)の策定に向けて見直しを行っています。
今回の検討会では、見直しに関する論点ということで、血液検査や尿検査に関する変更点が議論され、概ねこの変更案で了承されました。
今後、新しい内容で標準的な健診・保健指導プログラム(正式版)が提示されることになります。
さて、特定健診ですが、当初は二段階健診という名称で、一段階目は、健診項目を減らして
広く浅く健診を行って対象者を絞り込み、二段階目の健診として詳細な健診を実施するといった
コンセプトでした。しかし、検討を重ねる度に一段階目の健診項目が増えていき、最終的には
尿検査まで復活し、結果として老人保健事業の基本健診となんら変わらない検査項目になって
しまった感じがあります。
詳細健診も眼底や心電図ということで、今までの選択診査のような位置づけになってしまいました。
また、75歳以上の健診に関しては、糖尿病等の生活習慣病を早期発見するためにも重要である・・・
としながらも、後期高齢者の広域保険者での努力義務という位置づけになりました。
広域保険者で健診事業を実施することは困難かと思われますので、結果として市町村に委託する
ことが予想されます。
市町村に委託する場合、国保担当なのか、衛生担当なのか、そこも微妙なところかも知れません。
そして、現在65歳以上に実施されている地域支援事業における生活機能評価(基本チェックリスト)
についてですが、特定健診と共同で実施することが望ましい・・・
ということで今後、関係局と調整することになっているようです。
現在、基本チェックリストについては、老人保健事業の枠組みで行っていますので問題ありませんが、
今後、共同実施になった場合は、介護保険の特別会計と国保の特別会計をまたがることになり、
事務的には面倒なことになりそうです。
しかし、健診受診時の住民の負担を考えると正しい選択なのかも知れません。
今年度も残すところあと1ヶ月・・・標準的な健診・保健指導プログラム(正式版)が提示される
日も近いです。
そして、私たちが、忙しくなる日も近いです・・・
1990年4月 入社
民間系システム、公共財務会計システムなどを経て、1994年から地域保健分野のシステム化に従事。
自治体向け保健システムを開発当初から手がけ、「WEL-MOTHER」ブランドを確立。
現在、ヘルスプロモーショングループの統括責任者を務める。
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