『メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準が国際的に統一され、腹囲が診断の必須条件から外れることが分かった。
年内にも暫定基準が公表され、今後、世界のメタボ診断や治療・研究は、統一基準に基づいて行われる。
一方、日本が今年度から始めた特定健診・保健指導(メタボ健診)では、腹囲測定が必須でシンボル的存在。
今回の統一は、国際的に日本の特異さを際立たせることになる。』
8月20日の毎日新聞の記事ですが、メタボリックシンドロームの判断基準が国際的に統一され、腹囲の診断が外れることになるそうです。
世界的に見るとメタボリックシンドロームの判断基準は複数あり、 日本の場合は、以下に記載した必須項目に当てはまり、選択項目の3つの内2つが該当すると、メタボリックシンドロームとなります。
この日本基準については、特定健診の開始前から科学的根拠について議論になっていました。
腹囲については、男性よりも女性の方が大きいのは日本だけということですし、
腹囲の計測位置もへそ周りは誤っており、肋骨の一番下の骨と骨盤の上との間を測るのが正しいという意見もありました。
また、男性の腹囲85cmは、中高年の平均値とほぼ同じであるとも言われていました。
実際、私も今年の健康診断の検査値を見ると腹囲で引っかかり、「メタボリックシンドローム予備群」でした。
既出の毎日新聞の記事の最後は、
『基準策定で中心になった日本肥満学会理事長で松澤佑次・住友病院長は「日本の基準は、内臓脂肪がメタボの原因にあるとの考え方から、腹囲によって対象者をNCEPよりも絞り込んでいる。
効率的な対策を実施するという意味では日本基準は正しく、変える必要はない」と話している。』
として終わっています。
良く読むと腹囲が判定基準の必須条件となっていることの正当性に対しての回答であり、
判定基準としての腹囲自体の正当性には触れられていないと思うのですが、
何にしても、腹囲については日本は我が道を行くことになるようです。
特定健診後の特定保健指導もまだまだ手探りながら進んでいると思います。
指導内容としても、動機付け支援として腹囲やBMI値を低下させる指導を行うと思いますが、
科学的根拠が乏しいと、指導する保健師さん達も困るのではないでしょうか。
特定健診・特定保健指導については、基準値もさることながら、制度自体の見直しについても、
『自治体の6割「見直し」1割「廃止」求める』という別の記事もありました。
見直しをするのであれば、別に日本独自路線でも構いませんが、国民の納得出来る基準、制度となるようにして欲しいものです。
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