ポリオ(急性灰白髄炎)の予防接種について、不活化ワクチンに変更される動きがあります。
現在、ポリオ(急性灰白髄炎)の予防接種については、予防接種法(予防接種実施規則)において、3か月~90か月の間に経口生ワクチンを6週間以上の間隔をおいて2回投与すると定められています。
【※一般的には、3か月~18か月の間に接種するように勧奨されています。】
ポリオ生ワクチンは、熱に弱いため、-20℃以下での凍結保存が必要とされており、
輸送ではドライアイスなどが用いられるなど管理が難しく、また、排泄されたワクチンから
未接種児に感染してしまう可能性を最小限にとどめるため、近隣地域での集団接種という
方式がとられるのが一般的です。
しかし、欧米の先進諸国では、不活化ワクチンを使用することが一般的とされており、
日本でも平成14年4月に、「ポリオワクチンが来年春から不活化ワクチンに」といった
記事が掲載されて話題を呼びました。
不活化ワクチンは、生ワクチンに比べ多少高価になるというデメリットはあるものの、
近くの医療機関で接種可能な個別接種へと移行しやすく、また、感染する可能性がなくなる
というメリットも大きいのです。
また、不活化ワクチンになることで、3種混合の予防接種に付加して、4種混合になる
可能性も考えられ、多種類で複雑な予防接種の方法の簡素化と接種率向上につながる可能性も
秘めています。
(財)日本ポリオ研究所の報告によると、不活化ワクチンは、現在、厚生労働省で承認のための
審査中とのことですので、今後の動きが注目されます。
1990年4月 入社
民間系システム、公共財務会計システムなどを経て、1994年から地域保健分野のシステム化に従事。
自治体向け保健システムを開発当初から手がけ、「WEL-MOTHER」ブランドを確立。
現在、ヘルスプロモーショングループの統括責任者を務める。
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