第1回「健やか親子21」の評価等に関する検討会について - 2009年04月23日公開

健やか親子21
厚生労働省の雇用均等・児童家庭局は平成21年3月25日、第1回「健やか親子21」の評価等に関する検討会を開催しました。

《今までの経緯》
「健やか親子21」は、平成13年に始まった母子保健の国民運動計画です。 当計画では、21世紀に取組むべき4つの主要課題と課題ごとに取組指標(数値目標)が設定されています。

4つの主要課題

1.思春期の保健対策の強化と健康教育の推進

2.妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保と不妊への支援

3.小児保健医療水準を維持・向上させるための環境整備

4.子どもの心の安らかな発達の促進と育児不安の軽減


10年計画の中間年である平成17年に、第1回目の中間評価が行われました。 その結果を踏まえて、重点取組項目が設定される等さらなる取組みが推進されていますが、平成21年に新指標を追加した再評価等について検討することを目的とし、当検討会が開催されます。
今回は、第1回会合における内容についてご説明します。

1.「健やか親子21」計画期間の延長について

第1回会合において、事務局が示した「健やか親子21」計画期間の延長案が承認されました。当初の計画では、対象期間は平成13年~平成22年までの10年間とされてきましたが、次世代育成行動計画に合わせ、平成26年までとする計画期間の延長案が承認され、4年間の期間延長が決定しました。


2.第2回中間評価について

平成21年に、第2回中間評価が実施され、報告書が取り纏められる予定です。第1回会合では、第2回中間評価の進め方(案)、指標別データ収集方法及びアンケートが提示されました。基本的には、第1回中間評価の手法が踏襲され、指標(目標値)のデータ収集については、データの関連性を考慮し、平成17年の第1回中間評価に協力頂いた市町村へ依頼することを考えているそうです。


3.質疑応答

  • 3、4か月児用アンケート項目に、妊婦健診の受診回数を含めてほしい。
  • →第1回の評価結果と比較することを考えているため、今回の調査項目に含めるのか、或いは別途調査を行うのかを検討する。

  • 指標に対する数値目標が曖昧である。目標の妥当性に対する取組みを教えてほしい。
  • →数値目標は経年的な傾向を見て設定するものであるが、今回はベースラインの情報しかないため、 このような数値目標となっている。平成21年に調査をすることで、数値目標の精度を向上させることが可能になると考えている。

  • 平成17年と同様の139市町村で調査を実施するとのことであるが、母子保健は社会経済環境と密接に関係するため、社会経済状況が悪いところについても調査をした方が良いのではないか。
  • →第1回調査時にご協力頂いた自治体は、人口規模を見ながら無作為に抽出した。 前回結果と比較するため、まずはこれらの自治体で調査を行うことを考えている。

  • 妊娠・出産に関する安全性の面で、新たな指標も必要ではないか。
  • 中間評価なので前回比較も重要であるが、社会状況の変化に対応した指標等、今後どのように対応していくのか?
  • →中間評価は前回比較を行う。新指標に対する今後の取組としては、検討会で議論していきたい。

  • 第2回の中間評価は、前回比較をベースラインとするとの事だが、自殺率など長期間にわたりデータがあるものは、長期的な視点で分析してほしい。
  • →了解した。



    4.所感

    「健やか親子21」計画の第1回中間評価結果を見ると、多くの指標が改善へと向かっていますが、まだまだ目標値から乖離している指標や逆に悪化している指標も存在します。そのため、対策の評価・見直しを行いながら、今後も着実に計画を推進していくことが期待されます。また、時代の流れと共にニーズは移り変わっていきますので、調査結果を分析し、委員の方より寄せられる現場の意見を計画に反映することで、「健やか親子21」が更に活きたものになるのではないかと感じました。

    「健やか親子21」は、21世紀の母子保健の主要な取組を提示するビジョンと謳われています。現在は、出産、子育てをする上で、様々な問題を抱えている方が大勢いらっしゃいます。当検討会で、現行の課題に対する取組み方針など、将来的なビジョンを是非提示して頂きたいと思います。


    担当
    安本 優子
    役職
    ヘルスプロモーショングループ 主任

    2000年4月 入社
    保健システムの設計開発を経て、現在は業務分析室のメインとして活躍。
    笑顔で仕事をスマートにこなす、頼れるお姉さん的存在。

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