予防接種について考える その3(麻しん) - 2004年08月02日公開

予防接種

麻しん(はしか)の予防接種の接種回数が、2回に変更されることが検討されています。

近年、麻しんの罹患者数が増えています。
麻しんの罹患者数は、推計で年間20万人と言われていますが、平成13年度の厚生科学研究の推計によると、4歳未満で12万人 、5~9歳で4.2万人と実に8割以上が、乳幼児~小学生時期に罹患していることになります。

現在、麻しんの予防接種について、予防接種法(施行令、実施規則)では、12か月~90か月の間に1回接種するとなっていますが、12か月~24か月の間で接種することが標準的とされており、一般的には、1歳~1歳半までに接種することが望ましいとされています。

また、厚生労働省が算出した接種率では、おおむね90%を超えた高い接種率を維持しています。
しかし、最近になり、幼児期に接種している子どもが、小中高校生になって感染している
ケースも確認されており、ワクチンの免疫力の低下が一つの要因とされています。

現に欧米諸国では、複数回接種が一般化されており、「ポリオ及び麻しんの予防接種に関する
検討小委員会」の報告の中でも、複数回接種の検討の必要性が提言されていました。
これを受けて、厚生労働省は、複数回接種実施に向けて、来月、専門家による検討会を設置し、
接種時期や方法などを検討していく方針で、2回目の接種時期については、小学校入学前~
小学校高学年となることが挙がっています。
また、風しんの接種漏れをカバーするため、風しんワクチンとの混合ワクチン(MRワクチン)
の導入も検討されているようです。

平成5年に廃止された、新3種混合ワクチン(MMRワクチン)は、おたふく風邪(Mumps)の
ワクチンの副反応の影響による廃止でしたので、今回は、それを除いた、麻しん(Measles)と、
風しん(Rubella)のMRワクチンで、差し詰め、新2種混合ワクチンといったところでしょうか。

担当
中山 秀喜
役職
ヘルスプロモーショングループ マネージャ

1990年4月 入社
民間系システム、公共財務会計システムなどを経て、1994年から地域保健分野のシステム化に従事。
自治体向け保健システムを開発当初から手がけ、「WEL-MOTHER」ブランドを確立。
現在、ヘルスプロモーショングループの統括責任者を務める。

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