今月9日、厚生労働省は風しんの流行拡大を防ぎ、先天性風疹症候群を防止する対策強化の必要性を報告しました。
ちょうど、タイムリーな話ですが、今月9日、厚生労働省は風しんの流行拡大を防ぎ、先天性風疹症候群(CRS)※1 を防止するため、予防接種の勧奨を中心とした対策強化の必要性を報告しました。
感染症動向調査によると、今年になって一部の地域(宮城県、群馬県、埼玉県、大分県、鹿児島県)で患者が増加していると報告されています。
その風しんの流行に伴って先天性風疹症候群(CRS)も増加しており、平成12年度~平成15年度までの過去4年間、年間1例以下だったのに対し、今年度は、7月末時点で既に5例が報告されるという異例の事態に発展しています。
また、今後数年は、増加傾向になっていくのでは?とも予想されています。
実は、この背景には、予防接種法の改正も関係しています。
平成7年4月、それまでCRS防止が主目的で、女子中学生が対象だった風しんの
予防接種の対象年齢が、風しんの流行を防ぐことを目的として、生後12か月~90か月
へと変更されました。
その経過措置として、昭和54年4月2日~昭和62年10月1日生まれの方は、
法改正後も公費で受けられるという方式を取りましたが、やはり、中学生に任意の
予防接種を設けても接種率を上げることは難しく、通常、8~9割と言われている接種率が、
この年代に関しては、5割前後と大きく下回る結果になってしまいました。
その年代の方が、今では、25歳~18歳となり、今後、結婚、妊娠を迎える
世代になって来ています。
残念ながら、その経過措置期間も、平成15年9月30日をもって終了しましたので、
今では、有料の接種となります。
妊娠初期に、風しんに罹患してしまうと、かなり高い確率で、CRSにかかると言われています。
今後、予防効果を高めるため、麻しんと一緒にMRワクチンとして接種回数を増やすことも
検討されています。
女性の方は、妊婦さんになる前に、抗体検査を受けてみて低いようであれば、有料ですが
予防接種を受けることを医師に相談されてみてはいかがでしょうか。
※1 先天性風疹症候群(CRS)
先天性白内障、または緑内障、先天性心疾患(動脈管開存、肺動脈狭窄、心室中隔欠損、
心房中隔欠損など)、感音性難聴、網膜症、骨端発育障害、低出生児体重、血小板減、
これらのうち複数の疾患をもって生まれてくると言われています。
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