メタぼん先生
ここでは、特定健診・特定保健指導について、実際の運用に沿った形で、実例の紹介をするぞ。ただ、わしが述べた運用がすべてじゃないから、その辺は実績と照らし合わせて参考にしてくればよいぞ。
後、ここは国保加入者がメインで話しておるから、被用者保険等は少し考え方が違うかもしれん。注意するようにな。

  Lesson3:受診券発送(1)

  受診券の発送については、特に明記されているものはない。つまり、保険者に委ねられているのが現状である。
  しかし、それだけに様々な運用が想定され、
  ・現行の運用
  ・発送費用
  ・住民サービス
  というような懸案の狭間で悩みを抱えている保険者がほとんどであると考えられる。
  
  これは、実施主体が分かれたことが最大の要因であり、そのことにより対象者の母体が
  全て異なってしまったことに起因する。   資料   
メタぼん先生
受診券を出力したら、次は発送じゃな。
これは、相当な問題点を抱えておる。簡単な検討では解決しない問題じゃよ。   
  ミミちゃん
問題点って、何があるの?   
やるゾウくん
単純に、対象の人に受診券を送ればいいんじゃないの?   
     メタぼん先生
確かに、やるゾウくんの言うとおりじゃが、問題は単純ではないんじゃよ。
まず、保険者というよりは、平成19年度まで実施主体であった衛生部門との絡みに最大のポイントがあるんじゃ。
やはり出来る限り、今までの運用に近づけたいのはどこも一緒じゃ。この辺のノウハウは全て衛生部門が持っておるからのぉ。   
やるゾウくん
へぇ~、そうなんだ。   
  ミミちゃん
なぜ、今までの運用に近づけたいの?   
  メタぼん先生
それにはまず、現行のことから少し話しをしなければならんな。
今は、ほとんどの場合衛生部門つまり、保健センターが実施主体を担っており、受診票(券)の発送から実施、その後のフォローまでを全て行ってきておる。
いわば、健(検)診のプロフェッショナルと言っても過言ではない。
市町村によって、様々な考え方があるから一概には言えんが、ほとんどの場合、住民サービスという点を重点的に考え、限られた予算を効率よく使うよう運用を行っておる。これは、ずっと蓄積されたノウハウがあることもそうじゃが、衛生部門が健(検)診の全てを担ってきたのも大きいと言えるじゃろう。   
  ミミちゃん
知らなかった!   
やるゾウくん
実際には、どんなことをやってたの?   
  メタぼん先生
そうじゃな。一番顕著なのはセット健(検)診じゃろうな。
これは、例えば基本健診と肺がん検診をセットにしたり、乳がん、子宮がん検診をセットにし、一回で二つ、三つ、四つの健(検)診が実施できるというものなんじゃよ。
場所によっては、人間ドック健(検)診とも言われとる。   
やるゾウくん
じゃあ、一度で二度三度おいしいんだね!!   
  ミミちゃん
確かにこれだと、一回行けばいっぱい健康チェックが行えるから、忙しい人は特にうれしい方法だね。   
  メタぼん先生
うむ。まさに住民サービスと言うべきじゃろう。
実際は、生活機能評価もそうじゃが、基本健診の中で肝炎や前立腺がんなどを同時に行ったりもしておったから、もっと多くの健康チェックができておったのじゃよ。
しかも、採血つまり、血液を抜くことも一回だけで済ませることができたんじゃ。
もちろん、地域性などにも依存するから、どこでもセット健(検)診が用意されていたわけではなかったが、多くの市町村で実施されていたことは事実じゃよ。とりわけ、肝炎については、ほとんどの市町村で基本健診と一緒に検査しておった。
それに、セット健(検)診は他にもメリットがあったしのぉ。   
  ミミちゃん  
まだメリットがあるの??   
  メタぼん先生
それは、実施費用じゃな。
セットになれば、初診料は1回じゃが、それぞれに分かれればその分初診料もかかる。
もちろん、単独健(検)診より事務量は増えておったとは思われるが、それに勝るメリットが間違いなくあったんじゃよ。

おっと?!こんな時間か。今日はこれで終わりじゃな。次回はこの続きをやるぞ。   
やるゾウくん
そうだね。まだ現行の話しか聞けてないよね。   
  ミミちゃん
次はいよいよ、特定健診の話かなぁ?   
  
※メタぼん先生の言っている運用は、あくまでも一例です。
どの区市町村も合致するわけではないことをご了承ください。   

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