第10回 がん検診に関する検討会
本日、厚生労働省の「第10回 がん検診に関する検討会」を傍聴してきました。
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■議題
(1) 大腸がん検診に関するヒアリング
1.大腸がん検診の現状等
2.大腸がん検診の精密検査や対象年齢について
3.大腸がん患者の立場から
4.先進的な取組をしている団体の立場から
5.大腸内視鏡の専門家の立場から
(2) その他
■大腸がん検診に関する論点
1 大腸がん検診の現状について
・老人保健事業に基づくがん検診において、大腸がん検診は
受診率が全国平均で18.1%であり、他のがん検診同様低い状況である。
・特に精検受診率については、全国平均で55.6%と他のがん検診に比べても低く
がんが適切に発見されてない可能性がある。
2 大腸がん検診の方法について
・便潜血検査は死亡率減少効果の観点から有効性が示されている。
・検診の頻度は毎年行うことの有効性が示されている。
・検診の対象年齢については、現在、40歳以上の人が対象であるが
40歳代についてはがん発見率がやや低く、効率が良くないという指摘もある。
3 精密検査の方法について
・全大腸内視鏡が他の方法に比べ、感度が高いことが示唆されている。
・市町村によっては、全大腸内視鏡検査がすべての要精検者に実施可能でない場合もある。
・全大腸内視鏡での偶発事故なので不利益にも注意が必要である。
4 検診受診率及び精検受診率の向上策について
・検診受診率及び精検受診率の向上は事業評価(精度管理)の観点から重要な課題である。
・精神的な取組を行っている自治体の経験を参考すべき。
5 事業評価(精度管理)の取組について
・要精検率、精検受診率、がん発見率などといったアウトカム評価も重要である。
・検診結果の数値を比較する際には、対象年齢を限定して市町村ごとに比較可能とす
るための工夫が必要である。
■委員、参考人からの意見
◎40歳代の検診は、有用性が低いという指摘がある。
諸外国では、50歳以上が対象の国も多く、40歳代の有用性について
評価・分析が必要ではないか。
○地域・職域の受診率の把握ができていない。
○受診率を向上させるには、検診受診者であれば、発病後の医療費を
1割国が負担するなど考えたほうがよいのではないか。
○精密検診については、内視鏡検査へ移行していくべきである。
○スクリーニングの観点から、目標要精検率を設定するのもよいのではないか。
⇒精検が不要な対象者をピックアップしてしまう可能性があるので、十分検討が必要
である。
○精検受診率が低いので、向上させる対策が必要である。
◎精検受診率を正確に集計するには、未受診・未把握(老人保健事業報告から集計)の
集計の正確性がポイントとなるため、報告時期を遅らせるという。
○精検受診率を向上させるには、1次検診結果の陽性判定の意味を
1次検診の前に説明しておくとよいのではないか。
○精検受診率を向上させるには、患者の精神的(恥ずかしい、つらい)・身体的負担を
軽減する必要がある。
○精検受診率を向上させるには、内視鏡検査の担当医師の技術を向上させる必要がある。
例えば、マンモグラフィー検診精度管理中央委員会のような機関の設置も検討すべきである。・・・など
■所感
本日の検討会では、参考人による発表がメインでしたが
委員の意見欄の◎のところは、今後、気にしておいたほうが
よいと思いました。
余談ですが
クールビズで、大変暑い会議室だったからか
参考人から、現場の医師の声、大腸がん患者の声が聞け
実際どうなの?みたいなぶっちゃけトークもあり
終始とても和やかな雰囲気で、笑いが多い検討会でした。
■次回
9月ごろを予定
■参考
「がん検診に関する検討会って?」という方は、下記を参考にどうぞ
○第3次対がん10か年総合戦略
○がん検診に関する検討会
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