第1回 標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

第1回 標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会に参加して参りました。
厚労省HP

すっごく長文なので、暇な時に見てください。

○議題
1.標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会の設置について
2.メタボリックシンドロームに着目した健診・保健指導の基本的な考え方について
※メタボリックシンドロームは以下メタボと略します。

1.標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会の設置について

・検討について
「標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会」と
「がん検診に関する検討会」(平成18年2月27日に第11回が開催されます)
という2つの検討会から構成され、さらに「標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会」
については、”健診分科会”と”保健指導分科会”の両面から検討を進めます。
最終的にはそれらをまとめて、【健診等指針の見直し】を実施することを目的とします。


・スケジュールについて
H17年度(今年度):メタボに着目した標準的な健診・保健指導プログラム(暫定版)の策定・・①
H18年度:①を全国数都道府県で準備事業として実施・・②
②の検証・評価⇒標準的な健診・保健指導プログラム(暫定版)の修正
⇒標準的な健診・保健指導プログラムの確定
H19年度:全保険者において標準的な健診・保健指導プログラムに沿った健診・保健指導事業の準備
H20年度:全国実施
尚、この間メタボだけではなく、母子、高齢者等も含んで
ライフステージを通じた健診・保健指導の在り方についての検討、
ライフステージを通じた健康情報管理の在り方についての検討も行う

・メタボ予防のための健診・保健指導の基本的な考え方について
小難しくしてもしょうがないので、私の言葉で補足も入れます。

①健診は、メタボ予防のための保健指導が必要な住民の抽出目的に実施する。
 (要するに、今までは早期発見、つまり見つけることが目的でしたが、
  今後は、見つからないように予防することが目的になります。)

②結果を重視した保健指導を実施する。
 (要するに、それだけ医療改革に対して本気ってこと。本腰入れて
  医療費削減しに来るでしょう。)

③内臓脂肪型肥満に着目した早期介入・行動変容を目的とする
 (要するに、今までは、要精検になっても、精検受けてくださいだけだったので、
  受けない人もいましたが、今後は少しでもリスクがあればその住民に対して動機付けさせることに。)

④自己選択と行動変容
 (要するに、今までは理想系の生活と一般知識しか与えていないので、あんまり
  対象者も危機感はなかった。だから、今後は生活習慣と疾病の関係を理解させた上で、
  自ら生活習慣の改善を選択し、行動を起こすよう指導するってことです。
  確かに一理あって、私なんかも産業医の先生に色々相談しても、睡眠を取ってください等
  当たり前のことしか言われないので、全然心に響かないですけど、取れないなら取れないなりに
  ○○してください。とか言われると、それくらいだったら出来るかな?と思いますからね。)

⑤健診受診者全員に対し、必要度に応じ、階層化された保健指導を提供
 リスクに基づく優先順位を付け、必要に応じて「情報提供」、「動機付け支援」、「積極的支援」
 を行う。
 (要するに、今までは要指導の人に、教育受けませんか?機能訓練受けませんか?等の通知を
  して、来た人に対して実施していたが、今後は誰一人逃さんよ。ってこと。
  少しでもリスクが見られたら、容赦せず振り分けられます。)

⑥健診結果の経年変化及び将来予測を踏まえた保健指導
 データ分析等を通じて、集団としての健康課題を設定し、目標に沿った保健指導を計画的に実施
 個々人の健診結果を読み解くと共に、ライフスタイルを考慮した保健指導
 (要するに、今までは今年度の健診結果はどうだった?と見ていたものを、
  経年的に見ることで、今は境界値に届かないけど、このまま行くと間違い無く異常値になる
  というような予測を立て、そういう人にもきちんと着目出来るようにしましょうということ。)

⑦糖尿病等の患者.予備軍の25%減少
 (言うまでも無く、まずはこれが目標です。)

⑧実施主体は医療保険者に
 (今回の資料には実施主体=保険者と記載されていましたが、
  利便性を考慮して自治体で行うという話もありましたので、ここでは管理責任者くらいの
  意味合いで考えるのがよいかと。)


今回のキーワードとしては
・目標:糖尿病等の患者・予備軍の25%減少
・データ管理の義務
 (e-japan戦略がH13年~H17年の5年間でした。それに代わる戦略として、
 「IT新改革戦略」を策定する決定をH18/1/19にIT戦略本部(本部長:内閣総理大臣)
  が行ったようです。)

・基準値の見直し
 (例えば、空腹時血糖値などは、欧米だと100以上を異常値としますが、日本では110以上
  としています。
  しかし、出来るだけ早めの指導を行うことを目的に考えると、基準値の引き下げも検討が
  必要としています。)

・18年度から暫定運用を全国数都道府県で実施する。
 (つまり、H17年度中に暫定運用案を出します。個人的には、え?!と思ったんですが、
  案は大体固まってるんでしょう。
  もう1か月しかありませんから。。。)

というところでしょうか。

その他、委員の意見・質問をいくつか記載しておきます。

・実施案については、大変よく出来ており、賛同に値するが、これだけ細かく見ていくとなると、
 今以上に人的資源及び、予算が必要になってくる。この辺についてはどのように考えているか。
 ⇒ 財政支援を含めて、これからこの検討会にて検討する予定である。

・ぜひ、歯周疾患についても健診項目として含めて欲しい。
 ⇒ メタボ以外の事業、例えば歯周疾患検診やその他がん検診などは市町村に残す方向で
   検討を進めている。

・医療計画、介護支援等も含め、指導方法の統一化が必要だと考える。
 ⇒ その辺は都道府県が主体となって、指導を行うよう考えている。そのため、都道府県の役割が
   非常に重要となっている。
・かかりつけ医などがいらっしゃる住民は、指導についても
  かかりつけ医が実施した方が、より
   効果が見込めると考える。この辺は日医にも検討して頂いてはどうか。
   ⇒ 誤解が無いように説明するが、今回のアウトソーシングについては、医療機関も含まれている。
   そのため、元々日医としてもそのように検討を進めるつもりである。

・データ管理の義務化ということだが、個人情報や、勤務先が変わった時の情報共有はどのように
考えているか。
 ⇒ その辺も含め、現在行われている国会に提示済みであるため、勤務先が変わった場合でも
  よどみなく情報のやり取りが行えるよう考えている。

・今まで付き合いの無い保険者との連携をどのように行うよう考えているのか。
 ⇒ その辺の連携については、都道府県が橋渡しして欲しい。
  そのため、県-医療保険者を結ぶツールの作成を考えている。

・例えば、埼玉県に住んでいるが、勤務先が都内等県外で勤務している方の管理については
どのように考えているか。
 ⇒ その場合でも、データのやり取りが出来るように記載した物を国会へ提示している。

・当初、基準値、異常値の設定が重要だと考えていたが、当会議にてスクリーニングの設定が
必要だと感じている。

・熊本で、経済産業省が主体となって、糖尿病予防のサービスを実施しているが、そのあたり、
経済産業省とは連携できているのか。
 ⇒ 経済産業省がそのような活動を行っていることは把握しており、情報共有も行っている。
   但し、経済産業省が行っているものは、あくまでも健康サービスを産業化することが
   目的のため、当検討会とは趣旨の異なるものである。しかし、今後も必要に応じて
   情報共有やすみわけを行う予定である。

・暫定運用をH18年度に行う自治体はリストアップされているのか?されているのであれば
教えて欲しい。
 ⇒ 公募したところ、いくつかの自治体で手が挙がっている。但し、現在行われている国会にて
  予算が確定するまで
   決定には至らないため、それまで待って欲しい。


など

傍聴会自体は今回なかなか楽しかったものでした。
(ようやく当たりを引きました^^;)


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