9月26日(火)に「第13回 がん検診に関する検討会」を傍聴して参りました。
厚労省HP
今回の議題は、以下の通りです。
1.第12回の論点メモについて
2.プレゼンテーション
・胃がん検診対象年齢、受診間隔について
・検診受診率の高い自治体の取り組みについて
・胃がん検診に内視鏡検査を実施している自治体の取り組みについて
それでは以下に内容を記載いたします。
■検討会の流れ
① 前回検討会の論点メモの読み上げ (参考資料)
② 委員、参考人によるプレゼンテーション (資料1~3)
③ それぞれのプレゼンに対してディスカッション
■委員、参考人によるプレゼンテーション
・胃がん検診の対象年齢、受診間隔について (資料1)
胃がん検診の受診間隔に関して、
どれぐらい検査結果に有効性があるかについて議論されました。
発表者の坪野委員は逐年検診と隔年検診で検査精度や死亡率減少効果に
差は無いことを、テクニカルな分析から証明されました。
医療費面などを考慮すると、隔年検診の方がコストパフォーマンスを実現でき、
検診率もアップするのではないかというプレゼン内容でした。
プレゼン後の議論では、テクニカル分析の解析方法について中心に議論がされており、
医者の先生方は検診回数が減ってほしくないのか、
上記の提案にあまり良い反応はしていませんでした。
・胃がん検診の受診率向上の取組(資料2)
一次検診の受診率を上げるために具体的に市町村で
どういったことを工夫しているのか。
検診受診率82%~91%の理想とすべき市町村である、
山形県大蔵村を例にプレゼンテーションされました。
バスで送迎するなど、資料に様々な方法が記載されていますが、
最も効果的なものは、受診勧奨の方法にあるそうです。
申込用紙を郵送する方法と、電話で周知する方法では、
同じ規模の市町村でも大幅に受診率に差がでてくるとうい結果を、
実際のデータを元に発表されました。(資料2-2,2-3)
また、質疑応答では藤沢市の話も挙がりました。
藤沢市では基本健診とがん検診を一括して行うことで
受診率のアップを図っているそうです。
その他にも、
・誕生月に案内する
・医療機関から受診勧奨する
・二次検診と同一機関で行える
などの工夫がされており、受診率は40%を超えるそうです。
・鳥取県の胃がん検診
X線検診と内視鏡検診の発見率の違いを、
実際のデータを元に比較し、プレゼンされました。
X線検診は、高齢者がバリウムを飲むとき胃につまる等の
リスクがあるのに対し、内視鏡検診は特に無いという点と、
発見率が内視鏡検診のほうが良いという点から、
内視鏡検診の方が優れていると発表されました。
しかし明確なエビデンスがなく、データ自体も約50人から
得た小規模なデータなため、マスコミ等も来ていることもあり、
公に発表することは控えるように指摘されていました。
■まとめ
全般的に受診率をどのようにして上げるか討論されていました。
胃がんだけではなく、他の検診と整合性を持って、適切な検診間隔を
決定していく必要があるとのことです。
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