10月17日(火)に「第3回 市町村保健活動の再構築に関する検討会」を傍聴して参りました。
厚労省HP
■議題
1.市町村保健活動を強化するための連携・協働の在り方について
2.分散配置(保健・福祉・介護・医療等)における活動体制の在り方について
■内容
伊藤雅治 座長(全国保健センター連合会理事長)の司会で会議が進行されました。
<議題1 市町村保健活動を強化するための連携・協働の在り方について>
資料1を見ながら、5人の構成員のプレゼンテーション(1人5分)
プレゼンテーションに関しては資料をご確認ください。(資料を読んだだけのため)
・事務職と技術職の連携・協働の在り方
保健師の質が問われていました。
保健師は現場で働くだけという傾向にありますが、
1番住民の声を生でキャッチできる存在です。
サービスを提供するだけではなく、ニーズを把握しそれに対して
何らかの案を企画できる保健師が必要になってきています。
"スペシャリスト"から"ジェネラリスト"に、だそうです。
また、保健業務であっても、介護、国保、保健のスタッフ全員で、
課題は何なのか共有する、そしてお互いが住民のニーズを満たすために
何ができるのか理解するといったように、他分野の専門師同士の情報共有が
必要になっています。
・市町村(保健センター)と都道府県(保健所)の連携・協働の在り方
住民、NPOとの連携・協働の在り方
経済学のスペシャリストである田尾構成員の言葉で、
「協働・連携を行って麗しい方向に進むことは少ない」とおっしゃっていました。
誰が経営者なのか等、所在がないと必ず失敗するそうです。
実際に、NPOと行政での事例を挙げると、協働・連携すればするほど
お互いの不信感が深まっていったそうです。
連携・協働するには、以下の3点が必須だそうです。
・目的(お互いのニーズの認識)
・スタート時を明確に(資産など)
・意見を言い合う場(反省会など)
これは「県」と「市」の連携でも同じで、お互いのニーズを満足できる関係でないと、
連携・協働はうまくいかないという結論でした。
つまり、市から県に積極的に意見、提案を投げる事が大切で、
力のある保健センターは、地域の健康課題を、
集計から得られるデータを保健師自ら分析し、明確化することで
保健所に対策案を提案し、県との連携を図っているそうです。
<議題2 分散配置(保健・福祉・介護・医療費)における活動体制の在り方について>
ここでも住民のニーズを意識して、ということが中心に議論されました。
分散配置は各専門師の意識の高さがサービスの質に直結しており、
「それは私の仕事ではない」と、思ったらうまく機能しません。
活動目的を明確に共有する必要があるということです。
実際に現場では分散配置の状況はどうなっているのか、調査を行います。
次回、第4回の検討会にて結果を発表するそうです。
調査内容に関しては、資料3をご確認ください。
おそらく第4回の検討会では、具体的なデータがあるため、
現状の問題点を洗い出し、どう打破していくのか、という内容の議論が予想されます。
■所感
市町村保健活動の再構築に関する検討会では、
医療制度改革や合併によって、市町村保健活動が
どのように変化していくのか、ということに注目していました。
今回でこの検討会も第3回目ですが、人材の育成方法や、専門師の配置など
「人」にスポットをあてた議論が中心です。今後も検討会自体の方向性は変わらないと思います。
状況を把握することは大切なことだと思いますので、今後も注目していきたいと思います。
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