8/4(木)、厚生労働省の「生活習慣病健診・保健指導の在り方に関する検討会(第2回会議)」を
傍聴してきました。
■議題
(1)効果的な健診・保健指導の事例等について
(2)その他
■効果的な健診・保健指導の事例等について
委員、参考人の発表がありました。
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①予防医学のストラテジー~ハイリスク・ストラテジーとポピュレーション・ストラテジー~
水嶋 春朔 (国立保健医療科学院人材育成部長)
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②実効性ある保健事業の可能性 ~職域保険者の事例に基づき~
古井 祐司 (東京大学医学部附属病院健診情報学講座教官)
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③メタボリックシンドロームの概念を導入した健診・保健指導の実施について
~健康尼崎市職員21を例に~
野口 緑 (尼崎市民局国保年金課健康支援推進担当)
○年に1回定期健診を受診し、メタボリックシンドロームの考えを用いて
ハイリスクランキングを行い、緊急度の高い職員から指導した。
○健診前に各検査が何の予防のための検査項目なのかを説明し、
健診を自分自身の疾病段階を把握するツールとして、充実させた。
○研修会、個別健康相談実施時は、健診結果に基づいて説明を行い、
検査結果は、経年的に確認できるようにした。
○研修会、個別健康相談で、自分の問題として気づくための支援をした。
今後の見通しが持てるようにした。
○肥満が病気のスタートということで、検査結果の他に
腹囲(ウエスト径)を測定し、一次予防に努めた。
<結果>
・現職死亡(循環器疾患)の減少
実施前の4年間 5名 ⇒実施後の4年間 0名
・休職者数の減少
循環器疾患による休職者数の減少
実施前(H11年度)9名 ⇒実施後(H16年度)3名
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④個別健康支援プログラムの長期効果と医療費への影響
~岩手県矢巾町の経験から~
岡山 明 (国立循環器病センター予防検診部長)
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⑤生活習慣病の発症予防と保健指導効果に関する総説
太田 壽城 (国立長寿医療センター病院長)
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■委員、参考人からの意見・質問
ほとんどが尼崎市のメタボリックシンドロームの健診・保健指導に関する
質問でした。
○ハイリスク・ストラテジーの成功が
ポビュレーションストラテジーによい影響を及ぼしたのでは?
⇒現職員が死亡していたが、一緒に働いている仲間を病気で失わないという意味で、
よい影響を及ぼしたと思う。
○職域としては、検査項目数が多いのではないか?
⇒検査項目数は多いが、職員が死亡・休職した場合の
代替要員等の経費と比較すると、十分に効果がある。
○対象者、従事者など、どのような体制で実施したのか?
⇒職員約5000人に対して、保健師3名(専任2名)体制で実施した。
○今後の見通しが持てるようにしたことは、
医療費削減に影響しているのか?
⇒以前であれば、健診結果が異常→通院・治療となっていたが
予防に努めるなど、個々が考えるようになった。
など・・・。
■所感
今回は、委員・参考人の発表が1時間10分、質疑15分という
タイムスケジュールで、発表中心の検討会でした。
中でも、メタボリックシンドロームの概念を導入した尼崎市の発表は
注目度が高く、委員・参考人の質問のほとんどを占めていました。
■次回予定
8月26日(金)10:00~12:00
中間のまとめ
■参考
○ハイリスク・ストラテジーとポピュレーション・ストラテジー
健康日本21では、ハイリスク・ストラテジーは「高リスクアプローチ※1」、
ポピュレーション・ストラテジーは「集団アプローチ※1」という言葉で表現されています。
※1 第2節 対象集団への働きかけ→2.高リスクアプローチと集団アプローチ参照
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