生活習慣病健診・保健指導の在り方に関する検討会(第3回会議)

8/26(金)に厚生労働省の「生活習慣病健診・保健指導の在り方に関する検討会(第3回会議)」を
傍聴してきました。
厚生労働省HP

■議題

(1)中間まとめの内容説明・・・・厚生労働省事務局
  1.検討の背景
  2・現在の生活習慣病対策に係る健診・保健指導
  3.今後の生活習慣病健診・保健指導の在り方
  4.今後の検討課題
(2)フリーディスカッション・・・各委員



■(1)中間まとめ
1.検討の背景
 ○早急な生活習慣病対策の充実が求められている
 ○個人に対する継続的な生活習慣の改善支援が必要となっている
 ○国民にわかりやすく、受け入れられやすい対策が求められている
 ○現状を踏まえた健診・保健指導の再整理が必要と考えられる
  ⇒本検討会において、今後の方向性をとりまとめる

2・現在の生活習慣病対策に係る健診・保健指導
 ○国民の生活習慣の改善支援の仕組みは整備されているが
  国民全体の行動変容に確実に結びついているとは言い難い
 ○制度全体としての実施効果について、評価や根拠に基づいた
  体系的な整理が行われていない
 ○健診・保健指導の積極的な活用・実施について、
  国民・事業主体のインセンティブが十分に働いていない

   3.今後の生活習慣病健診・保健指導の在り方
 ○特に予備群に対する保健指導の徹底、行動変容を目指したサービスとして体系化するべき
 ○メタボリックシンドロームの概念を導入し、健診・保健指導の対象・目的を明確にするべき
 ○サービスを必要とする者を効率的に抽出し、これらの者に確実にサービスを提供するべき
 ○健診・保健指導の内容を評価し、サービスの改善につながる仕組みを内包すべき
 ○保健資源(マンパワー等)の整理状況の考慮しつつ、効果的かつ効率的なサービスを提供すべき

4.今後の検討課題
 ○社会全体への普及・啓発(ポピュレーションアプローチ)との一体性の確保
 ○「生活習慣改善支援サービス(仮称)」の具体的な内容の検討
  ⇒対象年齢、性別、ライフスタイル等の特性に応じた健診の具体的項目、実施頻度判定基準、
   対象者の階層化方法、標準化した保健指導プログラム内容等
 ○精度管理の徹底
  ⇒保健指導技術の向上と保健師等の専門職の確保、良質なサービス提供期間(民間事業者等)の育成
 ○制度整備を含めた推進方策
  ・健診・保健指導の実施、費用負担等の責任の明確化
   (老人保健事業の見直し、医療保険者の保健事業の取組強化、職域における事業者と
    医療保険者の役割分担、連携の検討等)
  ・都道府県の役割強化
  ・良質なサービス提供期間(民間事業者等)の育成
  ・対象者や実施主体等に対するインセンティブの付与等
 ○有病者に対する医療機関における保健指導の充実
  ・受療中のメタボリックシンドロームの有病者に対する医療機関における保健指導の強化、
   徹底を図る必要
 ○健診データを体系的・経年的に関するシステム
  ・生活習慣改善支援サービスの実施主体及び対象者自身が体系的、経年的にデータを活用し、
   個人の行動変容を支援することができる仕組みが必要


■(2)意見(フリーディスカッション)

・腹囲とBMIの関連性を検証する必要がある
・BMIだけで指導対象を決めてしまうと、対象外となっていた住民がいたことを考えると
 腹囲による対象者選定をアピールすることも大切ではないか
・生活習慣病の予備軍の洗い出しに活用できる
・高血圧は、生活習慣の改善だけでは、よくならないので注意が必要である
・高齢者は、多少BMIが高いほうがよいことも分かっており、
 青壮年者とは異なる健診・指導を高齢者に考えたほうがよい
・過労死の40%の人は、健診を受けている健診・指導をきちんと理解して受けていれば、
 防げるということをアピールしては?
・健診保健指導は、誰が責任を持ってやるのかを明確にしたほうがよい
・健診主体によって、位置づけがあいまいである事業者は健診は義務であると
 認識しているため、受診率が高いが国保の被保険者や被用者保険の扶養者は、受診率が低い
・保健師の役割も考える必要がある。
 例えば、市町村の保健師は計画立案を担当し、保健指導等は民間委託するなど
・積極的アプローチを地域へ伝える必要がある
・年齢・性別・既往歴から基準値を設定とあるが、ちょっと複雑すぎないか
・低年齢の肥満もあるので、低年齢にも着目すべきである
・学校健診でも、メタボリックシンドロームを導入してみては?
 →文部科学省と連携し、食育に関する予算も準備している(厚生労働省)
・キャンペーン等で、国民へメッセージを伝えたほうがよい


■次回検討会

未定


■所感

中間まとめの回ということで、最終的なまとめの時期等の今後の検討スケジュールが
提されるものと期待して参加したのですが、提示されませんでした。

「生活習慣改善支援サービス」の対象や具体的な実施方法、制度整備として、
老人保健事業の見直しや職域との連携、都道府県の役割強化など広範囲に渡る
検討が必要です。

検討課題も山積みな状態で、自治体の予算要求時期までに方針がだせるのか、
来年4月から運用を開始できるのか?
不安に感じてしまう内容でした。

今後、一気に内容を詰めてくる可能性もありますので引き続き、
注意しておく必要はあります。

配布された資料は要点をまとめてきており、見やすいフローも含まれています。

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