第13回 予防接種に関する検討会

第13回予防接種に関する検討会を傍聴してきました。
WAM NET HP


■議題
・麻しんの排除に向けた今後の取り組みについて

・・・ということでしたが、今回は触り程度の話でしか
  ありませんでした。


■検討会の概要
最近のメディアを見てもそうですが、小児というよりも成人麻しんが騒がれており
今回の検討会のスタートから1時間以上はそのネタで持ちきりでした。
今回は数値的な調査結果をもとに報告するというフェーズだったようで、だからどうする
といった対策については、今後詳細に検討していくということです。
(実際、きちんと接種している小児はさほど心配がなく、現在の中高生、大学生に対して
 どうアプローチしていくのかということが、今後の議論の中心になりそうです。
 そして、最終的には麻しんのeliminate(排除),eradication(根絶)を目指すとのこと)

会議内ではパワーポイントの資料を説明し、質疑応答という形式でした。
パワーポイントの資料は3種類ありますが、見ておいたほうがいいのは、
厚生労働省予防接種検討委員会作成の「麻疹排除 measles eliminatiom
我が国の麻疹対策への提言」です。(岡部さん報告)
この資料は、今後の検討会での叩き台と宣言していましたので、次回以降も
資料化されて出てくるものと思われます。

MRを使用した小児麻しんの接種ルールには変更はなさそうですが、今後、
中高生・大学生を対象とした接種ルールが出来そうな気がします。
(MR3回目??)


■質疑応答内容・特記事項
・成人麻しん感染者の集計的な報告制度がない。
 あるにはあるが過去の数字の妥当性が低く、参考資料にならない。

・麻しん感染者数の把握元が小児科定点(決められた小児科からの報告数のみ)のため、
 成人麻しんの正確な数が分からない現状がある。
 (成人は小児科にあまり行きませんからね)
⇒最近の流行として、”全数把握”とするべき。つまり、全医療機関から数を上げる仕組みを
 早急に作る必要がある。福岡県で実施したら、当初聞いていた数の5倍見つかった。

・接種勧奨をしても、実際に接種完了したことを把握する術がない。
 接種勧奨をした者がきちんと個人ベースでフォローできる仕組みを作る必要がある。
⇒言っていることは正しいと思うのですが、現実的に不可能ではないかと思う。
 どういうやり方を想定しているか不明です。

・麻しん根絶には、予防接種だけではなく、予防接種を受けるまでの社会環境の改善、
 意識改革が必要。現在のまま中高生、大学生に接種勧奨しても接種率に変化はないだろう。
 理由として、「親が仕事を休んでまで一緒に行くのか?」、「学校を休んでまで行くことなの?」
 「高校生だし、一人で行って来なさい」というようなことを思っている風潮がある。
 麻しんという感染症をもっと知ってもらい、処置が甘いと”死”をもたらす怖い病気であることを
 教育していく必要がある。
⇒中高生、大学生の接種機会の多様化、増加がよく意見として上がっていましたが、
 上記のような観点はなく、新しい意見だと思います。


■次回日程
 7月9日(月) 17:30 ~ 19:30
 ※ 会場は未定


■おまけ
・今回の議論は白熱しませんでした。
 議長は、「大変白熱した議論をありがとうございました」と言ってましたが
 周りの人は苦笑いでしたし。。。
 定時後の厚労省の検討会に参加した事がありますか?(しかもこの時期)
 会議室がめちゃめちゃ暑いです。
 閉め切って、プロジェクタはまわしているわ、ノートはあちこちで立ち上がっているわ・・・
 暑すぎてそもそも検討会参加者自体が、ぐったりしていました(笑)

・やはり・・・ですが、世間の関心は非常に高いようです。
 前取りでTV局が来ていましたが、自分が参加したもののなかで一番多かったです。
 (テレビ東京、TBS、NHK)


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