第2回 糖尿病等の生活習慣病対策の推進に関する検討会を傍聴しました。
厚労省HP
○議題
1.糖尿病等の生活習慣病対策の現状
2.各地域における糖尿病等の生活習慣病対策の推進
3.地域における糖尿病等の生活習慣病対策の支援
○概要
1.糖尿病等の生活習慣病対策の現状
糖尿病合併症による人的・経済的損失ということで、
現在人工透析を受けている人は全国に26万人おり、
1人に対し医療費が400~500万円かかっているため、
年間1~1.25兆円の医療費が発生していて、
その30%が糖尿病性腎症によるものという報告がありました。
そこで、新健康フロンティアによる糖尿病対策として
前回も登場した「テーラーメイド予防・治療」(個人の特徴に応じた予防・治療)
として、生活習慣(食事や運動)の改善にプラスして、
糖尿病のバイオマーカー※や遺伝素因に応じた薬剤による
合併症予防・治療を行うという提案がありました。
※バイオマーカー:尿や血清中に含まれる生体由来の物質で、
生体内の生物学的変化を定量的に把握するための指標
例)腎機能を評価するために測定する尿中に含まれるアルブミン、
肝機能の指標となる血清中のGPT、GOTなど
国際医療センターと循環器病センターと、健康・栄養研究所が連携し、
糖尿病対策の司令塔的役割を担っていくという資料が提示されています。
2.各地域における糖尿病等の生活習慣病対策の推進
各地域において、効果的・効率的に生活習慣病対策を推進していくために
「日本糖尿病対策会議」(日本医師会・日本糖尿病学会・日本糖尿病協会の
3社で設立したもの)が作成しているリーフレットやポスターを使ってはどうか
という提案がありました。
3.地域における糖尿病等の生活習慣病対策の支援
支援体制として、以下の2つの案が紹介されました。
(社)日本看護協会の「健康生活支援センター」構想案
・訓練された保健師の人材確保紹介事業
・実践者研修事業
・健康づくり支援事業・ポピュレーションアプローチ展開支援事業
・特定保健指導委託請負事業(マンパワーが確保できてきたら)
(実際に、小規模なグループでのグループ支援を
3ヶ月毎に1年間行う保健指導モデル事業を実施したそうです。)
(社)日本栄養士会の栄養ケアステーション事業案
・管理栄養士等の人材紹介事業
・栄養・運動の実践者研修事業
・健康・栄養関連の情報収集及び提供
○状況&所感
1,2の話題については、質問が出ませんでした。
3の話題については、いくつか質疑応答がありました。
例えば
「在宅保健師・退職保健師・保健師免許保持者(活動経験無し)」の人材紹介とあるが、
実際には何人くらいいるの?との質問に「把握していない」と答え、
「現実性に欠ける」というようなことを言われていました。
矢島室長は、「徐々に増やしていくから、当初メンバが少なくても問題ない」と
フォローしていました。
この検討会では”糖尿病”という観点から、
予防と治療の両方について話し合われています。
「予防」については医療制度改革の中で法律として確立されますが、
「治療」については医師の判断に任されている部分があります。
しかし検討会ではそれを混在させて話しているため、
委員の先生方も、言っていることの辻褄が合わなくなったりしています・・・。
今回も1時間半で検討会は終了しました。
○次回日程
次回の日程は後日連絡し、議論する内容も今回の内容を考慮して検討するそうです。
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