第1回 医療サービスの質の向上等のためのレセプト情報等の活用に関する検討会を傍聴しました。
初回ということで、フリートーキングで進行し、活発に意見が飛び交っていました。
厚生労働省HP
○議題
1.レセプト情報・健診情報の流れ
2.レセプト情報・健診情報の活用に関するこれまでの指摘
3.レセプト情報・健診情報の活用に当たっての主な論点
4.今後のスケジュールについて
○概要
今回の検討会でははじめに資料を軽く流し読みした後、
フリートーキングにより意見交換が始まりました。
平成20年4月1日から施行される「高齢者の医療の確保に関する法律」において、
医療費適正化計画の作成に必要な情報を保険者が厚労省に提出することとなっています。
その一環としてレセプト情報等(※)の提供を想定しているところでありますが、
検討事項として、
・レセプト情報等の収集方法のあり方
・レセプト情報等の分析にあたっての方法・用途のあり方
・国以外によるレセプト情報等の活用のあり方が上がっておりました。
※レセプト情報等とは、他に特定健診結果や特定保健指導の実施状況等も含まれます。
レセプト情報等の収集における問題点として、弁護士の立場からは
レセプト情報は個人情報であり、それを収集・活用することは基本的人権の侵害(制限)
ではないのか。
基本的人権を侵害(制限)してまで、どれほどの法的な利益(サービスの向上等)が
得られるのかを明確にしなければならない、という意見が上がっておりました。
また、コンピューター技術者の立場からは、WinnyやP2Pソフトを通して
レセプト情報が流出したらどうするのか。流出したデータは削除出来ず、
今や罰則を強化しても防げない問題点であり、技術面で検討する必要がある、
という意見も上がり、レセプト情報等を収集することの問題点を指摘しておりました。
○状況・所感
今回の検討会は第1回目ということもあり、冒頭で資料を流し読みした後で
フリートーキングということで意見交換が行われました。
医療費適正化計画の目的は国民の生活の質を維持・向上しつつ、健康の維持、
医療の質の向上であり、そのためにはレセプト情報等の提供が必要です。
私にとって意外だったことが、日本の医療の質は先進国で最下位である、ということです。
日本は世界屈指の医療の質を持っている、と思っていたことが覆されました。
今後それらを取り巻く問題点をいかに解決し、目標を達成していくか注目されます。
また、本日の場では意見・問題点を出し合う流れで進行したため、資料の内容に
関する質疑応答は一つもなく、問題解決には至りませんでした。
○次回日程
平成19年9月頃
・全体における論点の整理
・レセプト情報・健診情報の収集方法のあり方
・レセプト情報・健診情報の分析に当たっての方法・用途のあり方
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