第15回 予防接種に関する検討会を傍聴しました。
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○議題
1.「麻しん排除計画(案)」について
2.その他
○概要
「麻しん排除計画(案)」について
本年の4月から5月に10代及び20代を中心に麻しんが流行し、
社会的混乱を招いたことはまだ記憶に新しいです。
このことの背景として、昔に比べて麻しんの流行が減ったことで、
幼いころに感染せずに済んだワクチン未接種者やワクチンを接種しても
予防効果がなくなってしまった若者が増えていることがあります。
これを受けてWHOは日本を含むアジア西太平洋地域において2012年までに
麻しんを排除する目標を定めました。
そこで2012年までの麻しん排除とその後の維持を目標に、麻しん排除計画を
策定するところです。
麻しん排除に向けた計画として、
95%以上の予防接種率の達成・維持のための取り組みがあります。
この取り組みとして、麻しんワクチンを1回しか受けていない世代に対して、
2回目の予防接種を受ける機会を設けることになります。
1回しか受けていない世代は主に8歳から29歳の人でありますが、
大学生までを対象とし、2012年までに大学生相当の年齢までの世代に対して
麻しんワクチンの補足的接種を実施します。
補足的接種の対象年齢は9歳から18歳です。
予防接種を1回しか受けていない、現在の9歳から18歳までの世代に対し、
どれほどの年月をかけて補足的接種を実施するのかが問題でした。
その案として以下の3案がありました。※詳しくは資料の18枚目をご参照ください。
案1)3年間で接種
案2)5年間で接種
案3)7年間で接種
案1では2012年に間に合いますが、ハイペースなため、ワクチン不足に陥る
恐れがあり、余裕がありません。
案3では余裕はありますが、2012年には間に合いません。
この中間として、案2が採用されることになりました。
その年の13歳と18歳に補足的接種を実施し、それを5年間継続することで、
現在の9歳から18歳までの全世代が、5年後には2回目のワクチンを接種したことになります。
この方法で補足的接種を実施していきます。
実施主体である市町村はワクチン接種の有無をしっかりと把握する必要があります。
周りの意見としては、住民への予防接種の啓発・情報提供を確実にするために、
メディアを通じた広報活動を強力にそして継続的に行う必要がある、
ということが挙がっておりました。
また、肝心なことが、予防接種歴の管理、及び母子手帳の記帳・保管です。
母子手帳を紛失する人も多く、予防接種歴を把握したいときに把握できない、
といったこともあります。これを受けて、予防接種手帳を作り自分の履歴は
自分で把握出来るようにしてはどうか、との意見がありました。
しかし、母子手帳のページ数を増やし、今あるものを活用させる方が良い、
との意見もありました。これらを含め、厚労省は予防接種歴の確認を容易にする
環境作りをする必要があります。
市町村が予防接種歴を本人の求めに応じて提供できるようなソフトウェアを
厚労省が開発し、市町村が無料で利用できるようにする、と言っておりました。
○状況&所感
今回の検討会は30分超過するほど、熱い検討会となりました。
本年の20代以下の世代に流行した麻しんについては、まだ記憶に新しいと言いつつも、
私は今回の検討会を傍聴することになるまで、すっかり忘れていました。
それほど、情報とは人々の記憶から消えやすいということです。
麻しんは空気感染で伝染し、死に至ることもある大変恐ろしい疾患です。
その2回目の予防接種を促す動きはメディアを介し、強力かつ継続的に行われなければなりません。
○次回日程
8月10日(金)
時間未定
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