第4回糖尿病等の生活習慣病対策の推進に関する検討会を傍聴しました。
厚労省HP
○議題
1.糖尿病等の生活習慣病対策の推進について(中間取りまとめ)(案)について
2.その他
○概要
1.糖尿病等の生活習慣病の現状
糖尿病が強く疑われる者は740万人であり、過去5年間に50万人増加しています。
また、糖尿病は高血圧症、高脂血症等とともに、脳卒中、急性心筋梗塞等の
病気の危険因子です。さらに、いくつもの合併症を発症するため、
今後の生活習慣病対策における重要な課題です。
2.生活習慣病対策の現状及び課題
・生活習慣病対策については、これまでも取り組まれてきました。
今話題の医療制度改革においても、改革の大きな柱の一つとされ、
「2015年までに、糖尿病等の生活習慣病を25%減少する」との目標の下、
医療保険者に特定健診・保健指導を義務づけ、予防対策の強化が図られました。
・生活習慣病の有病者・予備群が増加していることから、生活習慣病対策を
推進していくためには、テーラーメイド予防・治療の研究開発及び
普及を行う重要性と、そのための中核機関づくりが求められます。
※テーラーメイド予防・治療とは。
個人個人の特徴に応じた予防・治療をすること。
※中核機関とは以下の4団体である。
①国立国際医療センター :糖尿病の診断・治療に係る研究・診療
②国立循環器病センター :脳卒中、急性心筋梗塞の診断・治療
③(独)国立健康・栄養研究所:生活習慣病の予防に関する研究
④国立保健医療科学院 :生活習慣病に係る職員等に対する研修
3.糖尿病等の生活習慣病対策を推進するための方向性
(1)支援体制
生活習慣病対策としては、小児期からの対策が重要であるため、
中核機関は国立成育医療センターと連携を図り、
家族を含め生活習慣病対策をすることが必須です。
国はこれらの機関が相互に連携を図るとともに、都道府県・地域の
専門医療機関等とネットワークを構築して、「情報発信」「研究開発」「人材育成」
といった機能が発揮出来るように支援します。
(2)情報発信
現在は生活習慣病の予防や診断・治療に関して、様々な媒体からの情報が
氾濫しているため、正確な情報を分かりやすく提供する必要があります。
中核機関はホームページや都道府県等を介して、情報を発信していきます。
(3)予防方法、診断・治療方法の研究開発
研究開発を効果的に行う上では、様々な情報を収集・分析する必要があり、
特定健診、保健指導のデータを収集・分析することが求められます。
また、生活習慣病には食事環境、生活環境など様々な要因が関与しているため、
こうした要因の研究をもとに小児期からの予防方法を確立することが重要です。
(4)人材育成
これまでも都道府県の生活習慣病対策担当者に対して研修を行ってきましたが、
今後、より一層推進していくためには、リーダーとなる者に対する研修が必要です。
また、生活習慣病の悪化の原因にストレスもあるため、心理面に配慮した
指導が出来る人材を育成することが重要です。
○所感
今回の検討会は中間取りまとめ案として、出来上がったものを読み上げ、
最後に内容に問題がないか確認を取る形で行われました。
案についての大きな修正点はなく、文言の修正・追加にとどまりました。
前回は方向性が定まっていないということでしたが、今回の検討会を傍聴し、
今後の展開について具体的に方向性が定まっている印象を受けました。
○次回日程
次回の日程については後日連絡とのことです。
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