今話題の社会保障カード(仮称)についての関係団体との意見交換会第1弾です。(計4回開催予定)
検討会名:社会保障カード(仮称)の在り方に関する検討会(第1回作業部会)
日時:平成19年11月20日(火) 14:00~16:00
場所:ホテルはあといん乃木坂 フルール(B1F)
議題: 1.意見交換
(1)社団法人 国民健康保険中央会
(2)有限責任中間法人 全国介護事業者協議会
(3)社団法人 全国老人福祉施設協議会
(4)社団法人 日本病院会
■検討内容
0.はじめに
事務局より配布資料の説明が行われた。
・主な論点の整理のまとめ
・社会保障カード(仮称)導入により目指す効果の例
1.意見交換(主な意見)
(1)社団法人 国民健康保険中央会
・現状の被保険者証の運用に特に支障は感じていない。
・資格管理については大きな問題がある。退職等による健康保険の資格喪失時に
国民健康保険への届出が徹底されていないため、隠れ国保被保険者が存在する。
この問題が解決するのであれば、今回のカード化は魅力的である。
(2)有限責任中間法人 全国介護事業者協議会
・現在問題となっているのは年金であり、医療・介護と統一する意味が分からない。
・カードの盗難・紛失時の迅速な手続き方法を考慮してほしい。
⇒盗難・紛失についてはカード固有の問題ではなく、証でも同じではないか。
証は落とすと券面の情報が漏れるが、カードは個人を特定する情報しか持たない
ので逆に安全である。
・一元化することのメリットは、管理する側の方が大きく、パソコンが苦手な
高齢者にはセキュリティの問題などデメリットしか感じられないのではないか。
(3)社団法人 全国老人福祉施設協議会
・利用者本位であることが前提であり。
・社会保障カードで利便性が高まるのは周囲(ケアマネなど)だけではないか。
・券面に要介護度等の情報が記載される場合、要介護度が切り替わる際に一時的でも
サービス受給が止まるようなことがあってはならない。
・施設入所者の場合、社会保障カードを施設にて一括管理を行うこととなるが、
券面やICチップに多くの情報が含まれる場合、様々なトラブルの原因となるため、
受け取りたくない。
⇒現在の議論の中では、カード自体は個人を特定するためのキーとしての役割しか持たず、
券面やICチップの中に年金・医療・介護の情報が書き込まれることは考えていない。
・社会保障カードを失くした、暗証番号を忘れた等の場合、再発行を行う手続きを
高齢者自身が行えない場合もある。
・社会保障カードの重要性を理解されない可能性もある。
・顔写真付きの身分証明書としての活用は高齢者への利便性が高い。
(4)社団法人 日本病院会
・資格喪失者の健康保険証返却忘れによる未収金の発生を抑える効果はあると思うが、
現状でも1~1.5ヶ月後には分かるため、それほど困ってはいない。
・診療報酬のマイナス改定により、電子カルテの整備すら停滞している状況で、
更に社会保障カード導入に伴うシステム構築は医療崩壊を早めることとなる。
■所感
・関係団体がこれまでの社会保障カードの議論内容をあまり把握しておらず、
社会保障カードの創設に対して消極的であると感じた。
・一元化に対する一般的な利便性向上は各団体共に賛同していたが、実際に利便性が向上
するのは管理する側であり、利用者自身に対する利便性を全面に出していかないと
国民の理解は得られないと感じた。
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