社会保障カード(仮称)の在り方に関する検討会(第2回作業部会)

今話題の社会保障カード(仮称)についての関係団体との意見交換会第2弾です。(計4回開催予定)


検討会名:社会保障カード(仮称)の在り方に関する検討会(第2回作業部会)
日時:平成19年11月21日(水) 15:00~17:00
場所:ホテルはあといん乃木坂 フルール(B1F)
議題: 1.意見交換
    (1)健康保険組合連合会 
    (2)全国中小企業団体中央会
    (3)地方職員共済組合
    (4)日本商工会議所
    (5)日本生活協同組合連合会


■検討内容
0.はじめに
 事務局より配布資料の説明が行われました。
 ・主な論点の整理のまとめ
 ・社会保障カード(仮称)導入により目指す効果の例
 ・出席団体提出資料

1.意見交換(主な意見)
 (1)健康保険組合連合会
   ・国民の個人情報保護について、十分に検討していただきたい。
   ・社会保障カードを導入することに、有効性があることを記してほしい。
   ・戻りが発生しないように進めていただきたい。

 (2)全国中小企業団体中央会
   ・社会保障カードの導入について、国、国民、企業にメリットがあれば、
    導入価値がある。
   ・一人一枚というのは、実現可能なのか。
    また、年金手帳、健康保険証、介護保険証としての役割を、一つのカードに
    することは実現可能なのか。
   ・国民に広く活用されるべきであるため、コストを費やしてまでのニーズが
    あるかを検討していただきたい。
   ・個人情報保護を確実に行うため、安全、安心なシステムを追求していただきたい。
   ・社会保障カード導入に掛かる費用については、どのように分担するのか。
    国民に負担を掛けないようにしていただきたい。
   ・社会保障カードの導入について、重要かつ難しい作業である。
    国民に具体的な提案をし、議論していただきたい。

 (3)地方職員共済組合
   ・外部と接続することを前提とした、システムを開発する必要がある。
   ・資格情報について、リアルタイムで管理することが可能であれば良いと思う。
   ・国民に負担が掛からないシステムにしていただきたい。

 (4)日本商工会議所
   ・管理番号について、新たな統一番号での管理は難しいのではないか。
    例え、新たな統一番号で管理するにしても、どのように結び付けを行うのか。
   ・国民のニーズが反映される仕組みを考えていただきたい。
   ・セキュリティ問題を前提に管理しなくてはならない。
   ・社会保障カードの収録情報は、必要最低限にしたほうがよい。

 (5)日本生活協同組合連合会
   ・市民の立場から見て、以下がポイントと考える。
    1.まずは年金問題への対応を検証したうえで、行政や社会保障制度に対する
     信頼の再構築を行うことが必要である。
     年金問題等で、市民の信頼はないに等しい。
     社会保障カードのメリット、デメリットを明確にし、きちんと説明した
     うえで提案していただきたい。
    2.社会保障カード導入の是非について、幅広く論議を行うことが必要である。
     (1)カード導入による効果について
       ・一人一枚になる。
       ・それぞれの証が一体化する。
       ・自宅のパソコンから、自分で記録を確認できる。
       ・社会保障制度を学びなおすという、学習効果もある。
     (2)今後の検討の進め方について
       ・市民とコミュニケーションをとることが必要である。
        丁寧な説明が信頼を築くことになる。
    3.カード導入のメリット・デメリットについて、十分に説明することが必要である。
     (1)プライバシーの問題について
       ・業歴等も一体化されるため、市民は大きな不安感を抱いている。
        どのようにセキュリティを行うのか、説明が必要である。
        論点を整理し、提示していただきたい。
     (2)カードの開発・運用主体について
       ・市民から、たくさんの質問が発生すると思うが、慎重な対応を
        行っていただきたい。
     (3)費用対効果について
       ・現状と社会保障カード導入後を比べ、分かりやすい説明をしていただきたい。

3.質疑応答
 ・新たに統一番号を作成するのか。
  または、現状の番号をそれぞれ独立させ使用するのか。
  ⇒どちらにしても問題が考えられる。
   新たに統一番号を作成する場合、現状の番号と結び付けることは、時間、
   内容的に、難しい作業になる。
   また、統一番号に変えた結果、既存のシステムが動作不能になる可能性がある。
   現状の番号を使用するにしても、重複する可能性がある。
   ユニーク性を保たなければならないが、保つためには、現状より長い番号を
   使用する必要がある。
   どちらの問題も解決するのは難しい。

 ・例えば、社会保障カードが導入されたとして、本人証明がされ本人のカードと
  判明している場合、各医療機関等に持ち込めば、カードに情報を書き込んでくれるのか。
  ⇒現状では回答することはできない。

4.次回日程
 開催日時  平成19年11月27日(火)
         15時00分~17時00分(目途)
 開催場所  三田共用会議所 1階「講堂」

  ■所感
質疑応答に記載されてある、2点の問題が解決されなければ、
社会保障カード導入は実現できないという発言がありました。
セキュリティ問題や番号の問題等を考えると、社会保障カード導入は、本当に実現
されるのかなと正直思いました。また、導入すれば終わりではなく、導入後の運用や
国民の反応等、今以上に色々な問題が発生すると思います。
多くの方が注目している社会保障カード導入だけに、現在考えられる問題、
導入後の問題等について細かく議論し、慎重な対応を行っていただきたいです。


   

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