喫煙と禁煙について - 2014年06月30日公開

喫煙と禁煙について
最近は、厚生労働省などの活動によって、公共の場での禁煙が浸透し、分煙化や喫煙所の縮小・廃止が進み、喫煙率も減少傾向にあります。4月には消費税増税に伴ってたばこも値上げされ、これを機に禁煙したいという方もいるのではないでしょうか。しかし、たばこに含まれるニコチンの依存性により、自分の意志だけではやめたくても簡単にやめられないことが多いと言われています。

依存性以外にも、たばこが怖いのは、喫煙がもたらす健康への悪影響です。喫煙は様々な病気のリスクを高めることがわかっています。
【たばこの主な健康被害】
 ・がん(口腔がん、肺がん、食道がん、胃がんなど)
 ・循環器疾患(動脈硬化、心筋梗塞、大動脈瘤、脳血栓など)
 ・呼吸器疾患(慢性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患など)
 ・その他(胃潰瘍、糖尿病、周産期異常など)

また、たばこの煙は、喫煙時に口腔内に達する「主流煙」、それが吐き出された「呼出煙」、点火部から立ち昇る「副流煙」に分けられます。フィルターを通らない「副流煙」は、喫煙者本人が吸う「主流煙」より多くの有害物質が含まれています。

有害物質主流煙副流煙副流煙/主流煙比
タール10.234.53.4
ニコチン0.461.272.8
一酸化炭素31.41484.7
アンモニア0.167.446.0
(※厚生労働省の最新たばこ情報 たばこのリスク 主流煙と副流煙 より)

喫煙は、たばこを吸う本人だけでなく、受動喫煙により、知らぬ間に周りの人の健康にも悪影響を及ぼすことになるのです。たばこの煙は、実際は目に見える以上に空気中に広がっており、たとえ換気扇の下で吸ったとしても、煙を取りきることは出来ません。受動喫煙については、平成22年、国は「多数の者が利用する公共的な空間は、原則として全面禁煙であるべき」ことを通知で示し、新成長戦略において、「受動喫煙の無い職場の実現」を平成32年までの目標として掲げています。
平成25年度より開始されている健康日本21(第二次)においても、
 (1)成人の喫煙率の減少(禁煙希望者が禁煙することによる減少)、(2)未成年者の喫煙をなくす
 (3)妊娠中の喫煙をなくす、(4)受動喫煙の機会を有する者の割合の低下
という4つの目標が掲げられており、支援などが検討されています。たばこを扱う事業者も未成年者の喫煙防止活動や喫煙マナー向上、分煙環境の整備などを行っています。

WHOにおいて、喫煙は「病気の原因のなかで予防可能な最大の単一の原因」として位置づけられています。禁煙後20分程度で血圧と脈拍が正常値まで下がるなど、禁煙は始めた直後から健康効果を得られるとされています。さらに、長く禁煙を続けることにより高い改善(がんのリスク軽減など)が期待でき、喫煙の習慣によって失ってしまった健康は、時間はかかるが取り戻すことができると言われています。禁煙の意志がある場合には、自分や周囲の健康のために是非禁煙に挑戦してみてはいかがでしょうか。また、禁煙の意志がない場合でも、リスクを認識し、非喫煙者が受動喫煙する機会を有しないようにマナーを心がけていくことが大切です。


担当
坂井 真也

2013年4月 入社
システム開発、検証作業で日々業務知識を吸収している。
仕事への姿勢などから、「ブレない男」として親しまれる。

最初 | | 一覧 | | 最後