ストレスなどから起きるめまいについて - 2014年11月27日公開

ストレスなどから起きるめまいについて
現代社会は「ストレス社会」と言われるように、ストレスを自覚している人が多くなっています。平成24年度まで推進された健康日本21では「ストレスを感じた人の減少」という指標を掲げていましたが、平成25年度に行われた最終評価において、この指標は「策定時より悪化している」と評価されました。

ストレス社会において、メンタルヘルス対策は急務と言われていますが、精神疾患は症状も多岐にわたり、自己診断も容易ではありません。例えば、先日、30代のタレントさんが深刻な「めまい」で緊急入院し、「メニエール病」と診断されたとニュースで報じられました。「メニエール病」は、根本的原因は分かっていませんが、ストレスとの関連性が考えられている病気です。

「めまい」は、多くが耳の病気や脳の病気など、身体の不調が原因で起こります。一方で、「うつ状態」や「不安」などのこころの不調が原因と言われる『心因性めまい』というものがあります。様々な検査を行っても身体に異常はない、めまい治療を受けているが症状が改善されないという場合に精神科にかかって精神疾患が原因だったとわかるケースです。

ただし、もともと耳や脳などに異常があった人が、精神的に不調になることでめまいを発症・身体的にも精神的にも悪化することがあるとも言われています。治療を受けてもめまいが改善せず、長期化することでうつや不安などを感じ、更にめまいが悪くなってしまうという悪循環が起こります。何故、うつ状態や不安によってめまいが発現するかは正確には分かっていませんが、血流を調整する交感神経に精神的な要因で乱れが生じることが原因と言われています。また、精神的な異常はめまいだけではなく、睡眠不足、頭痛、肩凝り、耳鳴り、気分の落ち込み、不安感、倦怠感などの症状を伴う場合があります。


平成25年度より開始された健康日本21(第2次)においても、「こころの健康」は生活の質に大きく影響するものとされ、「心理的苦痛を感じている者の割合の減少」や「メンタルヘルスに関する措置を受けられる職場割合の増加」といった指標が掲げられています。また、今後必要となる対策として、ストレス対策、こころの病気への対策が挙げられています。

健康日本21(第2次)の推進に関する資料によれば、こころの病気にかかった人の一部しか医療機関を受診していないという報告があるそうです。また、こころの病気は治療法が確立しているため、早期診断・早期発見が重要としています。めまいなどの身体的な異常が続く場合は、「疲れがたまっているのだろう」と自己判断せずに早期に医療機関を受診し、状態改善に努めることが、身体的にも精神的にも健康な生活をするために重要ではないでしょうか。


担当
奥田 恵里

2013年4月 入社
業務知識やスキルに磨きをかけながら
システムの導入・開発・保守と幅広く活躍する若手メンバ。

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