「健やか親子21(第2次)」が始まります - 2014年12月25日公開

「健やか親子21(第2次)」が始まります
母子の健康水準を向上させる取り組みとして、「健やか親子21」があります。「健やか親子21」は平成13年から平成26年を計画期間として進められている国民運動計画です。平成27年度からは、現状の課題を踏まえた次期計画「健やか親子21(第2次)」(~平成36年度)が始まります。「健やか親子21(第2次)」では、10年後の目指す姿を「すべての子どもが健やかに育つ社会」とし、すべての国民が地域や家庭環境にかかわらず一定の質の母子保健サービスを受けられることを目標としています。また、「すべての子どもが健やかに育つ社会」の実現へ向けて、3つの基盤課題と2つの重点課題が設定されています。

○基盤課題
 ・切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策
 ・学童期・思春期から成人期に向けた保健対策
 ・子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり
○重点課題
 ・育てにくさを感じる親に寄り添う支援
 ・妊娠期からの児童虐待防止対策

基盤課題「子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり」、重点課題「育てにくさを感じる親に寄り添う支援」といった課題に表れているように、近年、少子化や核家族化など、子育て家庭を取り巻く環境は複雑に変化し、地域のつながりの希薄化や育児中の家庭の孤立化が指摘されています。孤立化することで育児不安が解消されず、子育てが負担となったり、子育てに否定的になることが想定されます。重点課題として挙げられている児童虐待は、制度見直しや体制強化などが行われているにもかかわらず、事件や相談件数が増加している社会問題ですが、このつながりの希薄化・家庭の孤立化を解消していくことでも、改善が見込まれると考えられています。保健対策の基盤という意味でも、親子を見守り支える地域・社会を構築していく必要があります。


イクメン講座や父子手帳の配付など、近年は母親だけでなく父親への支援も行っている自治体も増えてきているようですが、児童虐待件数の増加などを見るとまだ十分でない部分があるのかと感じます。
基盤課題「子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり」には「この地域で子育てをしたいと思う割合の増加」という目標が設定されていますが、この目標達成に必要な取組方策の例には、国・地方公共団体の取組のほかに「(企業等)父親が育児に参画でき、母親が働きながら育児できる社会の構築のための努力」などが挙げられています。 妊娠、出産、育児の当事者である両親や子どもへの支援だけでなく、地域はもちろん学校や企業へも働きかけ、社会全体の「つながり」を作る、親子を見守り支える機運をもっと高めていくことが重要ではないでしょうか。「健やか親子21(第2次)」により、社会全体で子どもを育む仕組みができ、「すべての子どもが健やかに育つ社会」が実現されることを期待します。


担当
高柳 志津穂

2012年4月 入社
ユーザサポートを担当しつつ、日々開発スキルや業務知識を磨いている。
実直な性格で確実に作業をこなす、若手メンバ。

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