かくれ不眠について - 2016年06月30日公開

かくれ不眠について
「かくれ不眠」をご存知でしょうか。
慢性的な不眠ではないものの、睡眠に何らかの悩みや不満を抱え、日常生活にも影響がある状態にもかかわらず、睡眠の重要性に対して認識が低い状態を示す言葉です。「不眠症」と「寝不足」の中間にあたり、日本人の8割はかくれ不眠との調査もあります。以下の要素に複数該当する場合は「かくれ不眠」の可能性があります。

◆「かくれ不眠」のチェックポイント ◆
 ・寝る時間が決まっておらず、毎日バラバラである。
 ・平日にあまり寝られないために休日に寝だめする。
 ・寝つきが悪いことが多い。
 ・夜中に何度か起きてしまうことがある。
 ・思ったよりも早く起きてしまうことがある。
 ・起きたときに「よく寝た」と思えない。
 ・よく昼間に居眠りしてしまうことがある。
 ・集中力が途切れがちで、イライラすることが多い。
 ・最近、面白そうなことがあってもあまりやる気が出ない。
 ・「自分は寝なくても大丈夫なほうだ」と思っている。
 ・「眠れないのは異常なことではない」と思っている。
 ・仕事が忙しいと、夜遅くまで頑張ってしまう。

「かくれ不眠」には5つのタイプが存在することが分かっています。
(1)仕事等で忙しく、生活リズムが不規則になって睡眠が削られている「生活不規則タイプ」
(2)様々なストレスが顕在化することによりイライラ・無気力等の症状が出ている「高ストレスタイプ」
(3)生活サイクルが乱れているわけではないが、良質な睡眠とはなっていない「眠りが浅いタイプ」
(4)何らかの軽微な睡眠についての悩みを持っている「初期かくれ不眠タイプ」
(5)自分は寝なくても平気等の気持ちがあり、無意識のうちに睡眠を犠牲にしている
   「自分は大丈夫タイプ」
(1)~(4)のタイプは自分が睡眠障害であると実感しやすいですが、(5)のタイプは実感がないと考えられ、特に問題です。

睡眠と社会生活・心身の健康は切っても切り離せないものです。睡眠不足による眠気や集中力の低下によって、作業能率が低下し、事故やヒューマンエラーが発生する危険性が高まります。また、循環器疾患や肥満といった生活習慣病のリスクが高くなることが報告されています。睡眠は、ただ頭や身体を休息させているだけではなく、情報や記憶の整理、体の成長や修復など【次の日ちゃんと活動できるようにするための準備期間】であり、食事・運動と並ぶ健康維持のための重要な要素とも言えるのです。厚生労働省も睡眠の重要性を推進するため、2014年に「健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会報告書」を取りまとめています。


不眠は、身体的な影響、社会生活への影響、メンタルへの影響等、様々なリスクが挙げられます。いずれも心身ともに健康な生活を送っていくためには避けていきたいことばかりです。しかし、「かくれ不眠」の5つのタイプにも見えるように、単純に睡眠の「時間」を確保すればよいというわけではなく、「質」も重要となります。例えば、テレビやパソコン、スマートフォンを寝る前につい見てしまうという人も多いかと思いますが、これらから発せられるブルーライトや大量の情報によって脳が活性化するため、寝る前の使用は睡眠の質が低下し、不眠の一因になると言われています。健康寿命を延ばすためにも、今一度、自身の睡眠や生活習慣の見直し、改善をはかってみてはいかがでしょうか。



担当
松嶋 友里奈

2015年4月 入社
主にパッケージの開発を担当するメンバ。
独特のセンスとマイペースさで周囲を和ませる。

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