ブルーライトについて - 2016年07月29日公開

ブルーライトついて
現在の私たちの生活には、デジタルディスプレイ機器がなくてはならないものとなっています。デジタルディスプレイ機器には、パソコンやスマートフォンなどが挙げられます。これらの急速な普及に伴って、“ブルーライト”という言葉を耳にするようになりました。“ブルーライト”というと、なんとなく「目が疲れる原因」という印象を持っている方が多いのではないでしょうか。ブルーライトは、目への影響はもちろん、睡眠など体内リズムの調整、つまり全身の健康にも影響があると言われています。そこで今回はブルーライトに注目してみたいと思います。

■ブルーライトとは
そもそも「光」とは人の目で見ることのできる電磁波(可視光線)のことですが、ブルーライトはその中でも波長が一番短く、青色に見えるものです。波長が短いほどエネルギーが高いため、ブルーライトは可視光線の中で、もっとも強いエネルギーを持っています。デジタルディスプレイが発する特別な光という印象があるかもしれませんが、太陽光や照明にも含まれています。

■ブルーライトとサーカディアンリズム※の関係性
ヒトの場合、目から入る光により、体内時計をコントロールしていると言われています。近年の研究によれば、ヒトの目の網膜には体内時計をコントロールする役割を果たしている細胞があり、この細胞はブルーライトの光に最も敏感であるとされています。また、ブルーライトを浴びると睡眠を司る「メラトニン」というホルモンの分泌が減少すると言われています。太陽光にもブルーライトは含まれますので、朝日を浴びると体内時計がリセットされると考えられています。逆に、「メラトニン」の分泌を抑制するブルーライトの光を夜間にスマートフォンなどで大量に目に入れる生活は、睡眠の質の低下など、サーカディアンリズムの乱れに繋がります。(関連:第143回 かくれ不眠について)サーカディアンリズムが乱れるということは、血圧やホルモンといった生理機能にも影響が出る可能性があり、ひいては、うつ病や肥満などの疾患になるリスクが高まることになります。

■おわりに
ブルーライトは必ずしも人体に悪影響を及ぼすだけの光ではありません。適度なブルーライトの刺激は、健康のためにも望ましいことです。デジタルディスプレイ機器を長時間や夜間に使用する場合は、画面の明るさを下げる、画面から少しでも離れて見る、周囲に合わせた明るさで使用するといった少しの工夫でブルーライトを軽減することができます。また、最近ではブルーライトを過剰に浴びることのないように、ブルーライト対策メガネ等、道具を使った負荷軽減の方法も増えてきています。現代のIT社会に生きる私たちにとっては切っても切り離せない問題ですので、日々の生活を健康的に過ごしていけるよう日常から意識していく必要があります。


※サーカディアンリズムとは
朝に目覚め、日中に活発に活動し、夜になると眠りにつく、というように、自然に生物に備わっている生体リズム。臓や肺といった臓器にもこの考え方が適応され、体温・血圧などが昼から夕方に最高レベルに達するなどといった、ヒトの生理現象の多くを動かす。これらの生体リズムを調整するのが体内時計。




担当
引間 広大

2015年4月 入社
システムの導入や開発に携わるメンバ。
日々、新たな作業に挑戦しながら、爽やかな笑顔でサポートもこなす。

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