オメガ3脂肪酸について - 2017年01月31日公開

オメガ3脂肪酸について
近年、健康に対する意識が高まっているといわれています。健康に大きくかかわることのひとつが食べ物ですが、体によいとされる食べ物が次々とメディアで紹介されているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。一方で、ダイエットを意識して野菜ばかり、時間がなくてパンやおにぎりばかりなど、偏った食事メニューになっていないでしょうか。近年の日本は、偏食や食の欧米化などによって、不足しているとされる栄養素があるといわれています。その1つが「オメガ3(n-3系脂肪酸)」です。

■オメガ3とは
イワシやマグロなどの青魚の油に含まれるDHAやEPA、エゴマなどの植物油に含まれているα-リノレン酸などの脂肪酸の総称です。動物が生きていく上で欠かせない「必須脂肪酸」のひとつで、人間の体内で合成することができないため食品などから意識して摂取する必要があります。ブームとなったチアシードにも多く含まれています。

■オメガ3の効果
・血液に対する効果
血管をしなやかにして血行をよくする、いわゆる血液をサラサラにする働きがあります。血流が悪いことが原因で引き起こされる、高血圧や動脈硬化、さらには心筋梗塞などの心疾患や脳梗塞などの脳血管疾患の予防が期待できます。コレステロール値を下げる働きもあります。

・脳や神経に対する効果
オメガ3の1つであるDHAは、脳や神経に密接に関係しており、不足することで、異常が現れるといわれています。神経細胞が活性化し、情報伝達をスムーズにしたり、記憶力や学習能力を高める効果もあります。これらの効果から、認知症やうつ病を軽減・予防する効果も期待されています。

・細胞に対する効果
DHAが細胞に取り込まれると、細胞が柔らかくしなやかになるといわれています。それにより、アンチエイジングにつながるといわれています。

■オメガ3の摂取
オメガ3は非常に酸化スピードが速いという性質があります。酸化した油は動脈硬化等の原因となるため、オメガ3が含まれる家庭用植物油(※)を使用する際は、早めに使いきることが大切です。また、熱に弱いため、炒め物などよりも、ドレッシングやマリネに使用するほうが良いとされています。青魚も同様で、お刺身などで生のまま食べる方がより効果的といえます。


忙しい時はどうしても時間を優先して、ファーストフードやお菓子で食事を済ませてしまうということもあるかと思いますが、最近はサプリメントも種類が豊富にあるので手軽に摂取することができます。ただし、サプリメントは食事での摂取が難しい場合に補助的に使うもので、手軽だからといって過剰に摂取せず、バランスを考えることが大切です。何をするにも基本となるのは身体です。健康な体になることは、モチベーションや作業効率の向上、気持ちの安定にも繋がるのではないでしょうか。



※一般的なサラダ油やごま油等の植物油に多く含まれるのは、オメガ3ではなく同じく必須脂肪酸の「オメガ6(n-6系脂肪酸)」である。不足しがちなオメガ3とは逆で、現在の日本人は過剰摂取しているといわれている。オメガ3とオメガ6は体内で正反対の働きをするため、オメガ6を過剰摂取すると血管や細胞が硬くなり、様々な病気が起こりやすくなるが、不足すると皮膚状態の悪化、肝臓や腎臓におけるトラブルなどが起こる可能性があるとされる。オメガ3とオメガ6をバランスよく摂取することが大切とされる。




担当
砂田 修太朗

2015年4月 入社
食品衛生のシステム導入・開発に携わるメンバ。
ハニカミ系笑顔で周囲を癒す。

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