日光がもたらす身体へのメリット - 2017年06月05日公開

日光がもたらす身体へのメリット
これから、日差しが強い季節がやってきます。日差しが強くなると気になるのは、紫外線ではないでしょうか。皮膚がん発症のリスクを高めるなど、紫外線の悪影響は現在一般にも浸透しており、特に女性は、日焼けやシミといった美容の観点からも避ける方は多いかと思います。

しかし、日光や紫外線は健康によい効果も持っています。ビタミンDを生成する機能を知っている方もいるのではないでしょうか。成人にはビタミンDが1日15~20μg必要と言われています(※)。
日本人の食事摂取基準(2015年版)ではビタミンDの目安量は5.5μg/日とされているように、食事以外による供給の割合、なかでも日光による生成が大きな割合を占めることが想定されています。そのため、日光を全く浴びないとビタミンDが不足し、様々な疾患になるリスクも高くなります。

【日光浴のメリット】
1.免疫力アップ・美肌づくり
紫外線によって生成されるビタミンDは血中のカルシウム代謝を正常化させ、骨粗しょう症等の骨の疾患を予防します。また、がん細胞の増殖低下や風邪を予防する免疫力の向上にも効果があります。更に、ビタミンDの効果によって新しい肌細胞が成長し、肌荒れやくすみの解消にもつながります。

2.精神を安定させる
日光を浴びると、セロトニンという神経伝達物質が生成されます。セロトニンは、感情のバランスを整えるはたらきがあります。セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れるため、うつ病の治療や予防のために日光を浴びることが推奨されています。また、セロトニンは、自律神経に働きかけ、交感神経を刺激して、体内時計を整えます。生活リズムが整っていることは、精神の安定にもつながります。(関連:第144回 ブルーライトについて

3.血圧低下
紫外線を浴びると皮膚にある一酸化窒素という物質が血中に放出され、血管が拡張し、血圧が低下します。これは、高血圧や心臓病の予防につながります。


地域や季節によっても異なりますが、一日15分程度を目安に、日焼け止めクリームを塗らずに、顔や腕を出すと適切とされています。当然、過度な紫外線は皮膚の疾患発症につながるため、適度に日光を浴びることが重要となります。近所へ買い物に行くときなど、外出時間が短いときは紫外線対策をし過ぎない、朝や夕方の涼しい時間や日陰が適度にある道を選ぶなどの工夫で、これからの暑い季節も日光浴を楽しめるのではないでしょうか。心地よい太陽の光を浴びて、健康な体作りをしてみませんか。




※)アメリカの食事摂取基準においては、ビタミンDの推奨量は19歳以上で15μg(71歳以上で20μg)とされる。
これは日光による供給も含まれた値となっている。ビタミンDの必要量は専門家によって若干数値が異なる場合がある。




担当
樽沢 佑穂

2016年4月 入社
ユーザサポートに活躍するメンバ。QA対応などで日々スキルを磨く。
丁寧な対応でユーザからの信頼を獲得している。

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